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日本の風俗を特集、NDLイメージバンクが公開(public-domain)

国立国会図書館(National Diet Library: NDL)は、日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕する図書館です。NDL所蔵の資料をデジタル化したものをNDLイメージバンクで公開(public-domain)、著作権フリーとなった画像を利用しています。浮世絵、図書、雑誌などの様々なメディアに載ったイメージが公開されており、楽しく興味深いイメージがあります。さらにInstagram(ndlimagebank)では、NDL所蔵の美しい・変わった・面白い資料や展示会情報の紹介を行うとしています。期待しています(^^)

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玉突 新井芳宗(世事画報)/ 国立国会図書館「NDLイメージバンク」

世事画報は飲食、工芸、地理など幅広い主題で、江戸時代から明治中期までの風俗を描いた雑誌です。尾形月耕尾竹国観尾竹竹坡富岡永洗小堀鞆音浅井忠らが挿絵を描いています。この「玉突」は 1899年(明治32年)、新井芳宗(歌川芳宗(2代目))の作です。

玉突(ビリヤード)の日本への渡来は、江戸中期に幕府に献上されたといわれていますが、一般には1850年代(嘉永(かえい)・安政(あんせい)年間)にオランダ人によって長崎の出島に持ち込まれたのが最初とされています。その後、横浜を経て、東京には1871年(明治4年)に最初のビリヤード場ができました。当時は華族や陸・海軍の将官、外務省の高官などの貴顕紳士だけの社交的な競技でした。大衆のビリヤードとして流行しだしたのは、1913、1914年(大正2、3年)ごろからで、山田浩二(Koji Yamada)をはじめ有名選手が輩出しています。

上野花景 尾竹国観(世事画報)/ 国立国会図書館「NDLイメージバンク」

模様と図案」では、建築物の装飾や調度品などの文様、衣服や布地の模様・パターン、工芸品や印刷物の図案・デザインなどを収めた書物を紹介しています。また「錦絵で見る歳時記」では、江戸時代の錦絵に描かれた風物・季節の催しを紹介。月ごとのコラムでも、土用・七五三・凧揚げなど、様々な画像が見れます。

3月14日に開設されたInstagram(ndlimagebank)、新鮮な感じですね(^^)

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