世界20カ国で主要企業の役員の中に女性が占める割合を調べた結果、日本は他国から大きく引き離されて、最下位に位置していることが分かりました。女性のキャリア推進を掲げる国際非営利団体(NPO)のカタリスト(Catalyst)が調査して報告書を発表しています。
- 2014 Catalyst Census: Women Board Directors(catalyst.org)
- 2014 Catalyst Census: Women Board Directors(pdf)
女性役員の割合は、首位のノルウェーでも35.5%で全体の約3分の1にとどまっています。2位はフィンランドで29.9%、3位はフランスで29.7%です。米国は19.2%、オーストラリアと同じ10位です。
日本は20カ国中最下位の3.1%。18位のインド(9.5%)、19位のポルトガル(7.9%)と比べても低さが際立っています。
- 上場企業3,608社では、役員等に占める女性割合1.2%(内閣府男女共同参画局)
カタリストによれば、役員に女性が多い企業は、男性優位の企業に比べて優秀な社員が集まり、より革新的で財務上の業績も上がりやすい傾向がみられるということです。
- 日本が最下位、主要企業の女性役員の割合(CNN)