スウェーデン王立科学アカデミーは、今年のノーベル物理学賞を、東京大宇宙線研究所長の梶田隆章教授(56)とカナダ・クイーンズ大学のアーサー・マクドナルド(Arthur B. McDonald)名誉教授(72)に贈ると発表しました。
梶田氏は岐阜県にある装置スーパーカミオカンデで素粒子ニュートリノ(neutrino)を観測し、「ニュートリノ振動」という現象を初めて確認。質量(重さ)がないとされていたニュートリノに質量があることを証明しました。
現代物理学の根幹を成す標準的な素粒子理論に修正を迫るもので、宇宙の成り立ちの解明へ道を開く成果と高く評価されました。
“When I received the phone call I was checking my emails” Takaaki Kajita, awarded the 2015 #NobelPrize in Physics pic.twitter.com/bTuK9O2VPe
— The Nobel Prize (@NobelPrize) 2015, 10月 6
- The Nobel Prize in Physics 2015(Takaaki Kajita, Arthur B. McDonald)
- ノーベル物理学賞に梶田氏…ニュートリノに質量(読売新聞)