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大村智氏にノーベル医学生理学賞(寄生虫薬開発)

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大村智(Satoshi Omura)/ KYODO NEWS
大村智(Satoshi Omura)/ KYODO NEWS

スウェーデンのカロリンスカ医科大は、今年のノーベル医学生理学賞を大村智・北里大特別栄誉教授(80)、アイルランド出身で米ドリュー大名誉研究フェローのウィリアム・キャンベル(William C. Campbell)氏(85)、中国中医科学院の屠(トゥー)ユーユー(Youyou Tu)氏(84)に贈ると発表しました。
業績は「寄生虫による感染症とマラリアの新治療法の発見」です。

大村さんとキャンベルさんは、寄生虫病の治療薬「イベルメクチン」の開発が評価されました。屠(トゥー)さんは、キク科の薬草から取りだした物質「アルテミシニン」が、マラリアの治療に有効であることを示しました。
二つの薬は、主にアフリカ地域で年間数億人がかかる恐れがあるこれらの病気の治療に使われ、同医科大のノーベル賞委員会は「人類に計り知れない恩恵をもたらした」と称えました。

大村さんは午後4時半頃に帰ろうとしたが秘書がなかなか帰してくれない、その時スウェーデンから掛かってきた電話の録音です。
10月5日夜に開いた記者会見では「私自身は微生物がやってくれた仕事を整理しただけ。科学者は人のためにやることが大事だ、という思いでやってきた」などと喜びを語っています。




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