ストリートアーティストのデビット・ジン(David Zinn)さんは、チョークで立体的に愉快な動物、妖精、ゴースト、ドラゴンなどの可愛いクリーチャーを数多く描いています。コンクリートのひび割れや、地面の木の葉、草の塊、壁の穴を使って想像は広がり、詩的なアートの楽しい世界が広がります。米ミシガン州アナーバー在住のデビット・ジンさんが TEDxUofMで、路上に耳が描かれていないミッキーマウスの貴重なエピソードと、楽しいストリートアートについて語っています。
- David Zinn(Website)
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昼間の路上では「耳がないミッキー」として、特に感動もありませんでした。しかし、夜間になり街頭が灯ってパーキング・メーターの円い影がミッキーマウスの耳となったパフォーマンス・アート体験に偶然にも気づいたデビット・ジンさんは、以後のストリート・アートの世界観に大きな影響があったとしています。デビットさんの制作プロセス「パレイドリア」についても語っています。
最後にアナーバーの街中にある地下駐車場入口スロープの無機質な白壁に描いた壁画を紹介しています。路上にチョークで描くストリートアートは、雨や泥ですぐに消えてしまいますが、この壁画は手前にある「街灯」と「参加者」を巻き込む楽しいパフォーマンス・アートとして描いたそうです。(拍手)
Jonnie Lewis(jonnielewisfilm.co.uk)さんの作品「Around the Block」では、デビット・ジンさんの制作プロセスを描いています。「デビットさんが歩道のひび割れ、縞、斑点からインスピレーションを得ているのと同じように、私は個人的に、家に座ってアイデアを考え出すよりも、外に出てカメラを手に持ってショットを見つける方がはるかに流動的で刺激的だと感じています」と、ルイスさんは述べています。
- Jonnie Lewis(Vimeo) 映像ディレクター、カメラマン、エディター
Around the Block from Jonnie Lewis on Vimeo.
- David Zinn: Street art that washes away in the rain(6/6, 2020 BBC News)