スタートアップのキティホーク(Kitty Hawk Corporation)が、操縦免許を必要としない超軽量パーソナルユースの空飛ぶ車(Kitty Hawk Flyer)を発表しました。
サンフランシスコ近郊の湖でプロトタイプ機の飛行動画が公開されました。消費者向けバージョンについては2017年末までに発売されます。価格は公表されていませんが、100ドルで会員登録をすると優先権が得られ、製品が2,000ドル割引されるとしています。
- Welcome to Kitty Hawk(Website)
同社CEOのセバスチアン・スラン(Sebastian Thrun)氏は、かつてGoogleの自動運転車プロジェクトを立ち上げた人物で、アルファベットの CEOラリー・ペイジ(Larry Page)氏の支援を受けています。
ドローン方式パーソナルユースの「空飛ぶ車」の分野では、航空機メーカーのエアバス社や Uber、中国企業などが開発して、試作機や試験飛行も発表されています。これから、世界で多様な方式の「空飛ぶ車」が注目されそうです。
テクノロジーの進展や技術革新により実用化してきたパーソナルユースの「空飛ぶ車」の応用範囲は広く、当初はレジャー用途になりますが、過疎地域や水上/荒地の移動手段、災害時の活動にも威力を発揮しそうです。
ただし、ドローン(無人機)や自動運転車の導入と同様に、政府機関の規制や法律も議論になります。米国のみならず航空管制システムの高性能化の問題や、空の騒音問題、電池の問題などなども指摘されています。
- flying car(Google画像検索) 楽しい「空飛ぶ車」画像の一覧(^^)
- Roadable Times(Website) 空飛ぶ車、過去の面白いデザイン
- Flying Car(Pinterest) ピンタレスト
- No Longer a Dream: Silicon Valley Takes On the Flying Car(The New York Times)