クラウドファンディングの Kickstarter サイトで面白いロボット組立プロジェクトがスタートしています。すでに目標額に到達しています。
オープンソースによって、機能の異なるオリジナルロボットを製作することや、思いついたプロトタイプを製作するのに向いています。
教育分野での活用では、楽しいプロジェクトになりそうです。ロボット先進国と言われる日本ですが、確かに個々の部品や機構部分の製造技術は進んでいます。しかし、コンピュータ科学やハードとソフトの結合、ソフトウェア開発については遅れているように思います。
- ロボットたちのサッカーW杯「ロボカップ」(Nobuyuki Kokai)
日本は科学技術創造立国を標榜していますが、高等教育を受けているホワイトカラー層の科学リテラシーが低いことが指摘されています。
理科離れ(りかばなれ)とは、理科に対する子供の興味・関心・学力の低下、国民全体の科学技術知識の低下、若者の進路選択時の理工系離れと理工系学生の学力低下、そしてその結果、次世代の研究者・技術者が育たないこと、などの問題の総称です。
オープンハードウェアやオープンソフトウェア、クリエイティブ・コモンズ(サイエンス・コモンズ)などは、教育/研究分野を発展させ、創造性を育む強力なツールです。
Arduino™(アルドゥイーノ)は、組み立て済みの基板を購入することもできますが、オープンソースハードウェアであり、ハードウェア設計情報のEAGLEファイルは無料で公開されており、誰でも自分の手で Arduino を組み立てることができます。
この Arduino を採用した周辺デバイスと、ロボットのグラフィカルプログラミング環境(Minibloq™)も開発しています。子どもでも楽しくプログラミングできますね(^^)
- Multiplo LLC(Website)プロジェクト推進団体
- Minibloq(Website)開発者ブログ
- Arduino 関連プロジェクト(Kickstater)56 件あります。