2月18日、中国とアメリカは、WTOの映画問題の解決に向けた覚書について合意しました。中国は今後、IMAXや3D映画を中心にアメリカ映画の年間輸入数を20本から34本へ14本増やし、興行収入におけるアメリカ側の取り分を13%から25%に引き上げます。
中国の次期指導者となる習近平国家副主席は2月17日(現地時間)、アメリカ訪問で最後に訪れたロサンゼルスで、ジョン・バイデン副大統領と交渉し規制緩和に合意。ロサンゼルス・タイムズ紙が報じました。
1994年、中国が初めてアメリカ製映画『亡命天涯』(原題:The Fugitive/日本では「逃亡者」)を輸入した際は、黒船の襲来として不安視されていましたが、事実上中国の映画市場の繁栄を促進したと言われています。
中国の質の悪い国産映画は生き残りが厳しくなると見られ、競争が更に激しくなりそうです。
テレビ版「逃亡者」(The Fugitive)は、アメリカABC系列で、1963年から1967年まで放送され、高視聴率を記録したテレビドラマです。ドキドキしながら観た記憶があり、懐かしいですね(^^)
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中国大陸の娯楽消費調査(マスターカード)では、時間がある時の最も好きな娯楽が映画だと答えた人は57%で、カラオケに行く人は50%で、多くの人は毎月映画館に3回も行くほか、カラオケに少なくとも1回、2回行くということが分かりました。他のアジア地域でも同様のようです。
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