2月28日、米国とイスラエルはイランに対する大規模な攻撃を実施しました。この作戦は、イスラエルでは「吠えるライオン(Roaring Lion)」、米国防総省では「壮絶な怒り作戦(Operation Epic Fury)」とコードネームが付けられており、政権転覆戦争の一環です。この攻撃でイラン最高指導者アリー・ハメネイは暗殺されました。攻撃開始から2時間後、トランプ米大統領は8分間の声明を発表し、イランにおける米国の攻撃の目的は事実上、体制転換であると述べました。
- イラン攻撃 アメリカ(Google検索) 最新情報
- 2026 Israeli–United States strikes on Iran(en:Wikipedia)
- Assassination of Ali Khamenei(en:Wikipedia)
- 2026年イスラエルとアメリカ合衆国によるイラン攻撃(Wikipedia)

アフガニスタンやイラクでの戦争以来、米国にとって最大規模の軍事作戦となる可能性のある攻撃ですが、大統領は米国民にはほとんど説明をしていません。先月のベネズエラでの電撃襲撃のような迅速かつ限定的な作戦から一転、専門家が長期化の可能性を警告するイランとの紛争へと軸足を移した形です。
この攻撃は、石油資源が豊富な中東地域全体を巻き込む地域紛争へとエスカレートする危険性があります。さらに空爆が民衆蜂起を誘発し、イラン政権を転覆するという困難な目標を掲げています。しかし、地上部隊の関与なしに空爆だけで直接達成されたことはなく、多くの専門家は成功するか疑問視しています。
元米政府高官で大西洋評議会のタイソン・バーカー氏は、イラン国民に蜂起を呼びかけるトランプ氏の訴えは効果がない可能性が高いと指摘。「『立ち上がって政府を打倒しろ。我々が味方だ』と言うことでイラン国民を本当に危険にさらしている」と述べています。
- アングル:イラン攻撃に踏み切ったトランプ氏、外交政策で最大の賭け(3/1 ロイター)

2月28日、イラン当局は、イスラエルと米国による攻撃で、ミナブ(Minab)にある女子小学校がミサイル攻撃を受けて108人が死亡したと報告しました。米ワシントンポスト紙は、死者数に関する独自の確認は得られなかったが、破壊された学校の映像は検証されたと報じました。
- イラン、ほぼ「全面的なインターネット遮断」状態に──米軍の攻撃開始で(3/1 Forbes Japan)
2月28日の攻撃では、米国のミサイル、ドローン、イスラエルの戦闘機の組み合わせが使用されました。タスクフォーススコーピオンストライクの低コストの片方向攻撃ドローンが初めて戦闘で使用されています。米国の軍艦はトマホークミサイルを発射し、米軍はHIMARSランチャーを使用、非公開の長距離スタンドオフ兵器も使用されています。(下記動画)
Strikes launched from US ships
3月1日早朝、イラン最高国家安全保障会議とイラン・イスラム共和国放送を含むイラン国営メディアは、これまでの断固たる否定にもかかわらず、ハメネイ師が殺害されたと発表しました。国家は40日間の服喪と7日間の休日を宣言しました。
最高指導者ハメネイ師は首都テヘランにある邸宅の敷地内で死亡しました。イスラム革命防衛隊(IRGC)傘下のファルス通信は、によると、ハメネイ師は28日未明に攻撃を受けた際、「自宅にある執務室」で「職務を遂行中」に死亡したということです。ハメネイ師の娘、婿、孫、嫁も攻撃で死亡したと報じました。
