13日午後9時(日本時間14日午前10時)、トランプ大統領はホワイトハウスでテレビ演説し、米英仏が共同でシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権への軍事的攻撃を開始したと発表しました。シリアのアサド政権が、4月7日に反体制派が支配していた東グータ地区ドゥーマ(Douma)に化学兵器攻撃を実施したとみられていることについて、「この虐殺は、とてもひどいあの政権の化学兵器使用のパターンが非常にエスカレートしたことを示している」と語りました。
トランプ大統領は「私は米軍にシリアの独裁者バッシャール・アサドの化学兵器関連を目標とする精密攻撃の開始を命じた」と語り、さらに「フランスおよび英国の軍と合同で作戦を進行中だ。両国に感謝する」と述べています。
マティス国防長官は、国防総省でシリアのアサド政権への攻撃について、「われわれはアサドに明白なメッセージを送った」と述べました。また、マティス氏は「国連(UN)が後押ししているジュネーブ和平プロセスによるシリア内戦終結に、全ての文明国家が至急結束すべき時だ」と述べるとともに、米軍の損害の報告はなく、さらなる攻撃は計画されていないと明らかにしました。