米国の中央情報局(CIA)が新しいCMを制作、初めてCMによる求人募集を展開しています。いま、世界経済や国際政治を大きく揺るがす「気候変動」や「地球環境」、「新型コロナウィルスの感染拡大」に対応し、「安全保障」「人種や男女差別」「サイバー攻撃」などの国境を越えて対処しなければならない課題も山積しています。激動する国際情勢で、米CIAが求めるスキルと人物像とは・・・?
- CIA Releases New Streaming Ad: “Discover the CIA: Your Nation is Counting on You”(22 June 2020 CIA)
第33代大統領ハリー・トルーマンが諸外国から寄せられる多種多様な情報を、一括して収集できる組織を望んだことを契機に組織されました。CIAは米国国家安全保障会議の直轄機関であり、米軍からは独立して存在しています。
小説、映画、テレビドラマ、マンガ、アニメなど、ポップ・カルチャーにおけるCIAの存在は圧倒的ですが、特に映画の007シリーズのジェームズ・ボンド(James Bond)の影響は多大でした。MI6(英国秘密情報部)やCIAエージェントなど、スパイのイメージは「ジェームズ・ボンド」のような白人男性で、身体能力やファッション、趣味趣向までも影響を受けています(^^)
いまや、映画007シリーズも過去の成功体験を乗り越えて、固定観念化した「ボンド」を覆すことが必要のようです。CIAについても過去の栄光と秘密工作イメージ像を乗り越え、激動している複雑な国際情勢に対応し、多様化している価値観や分析能力スキルを持った人材と職員を必要としているようです。
最新作の「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」については、4月11日公開が延期されて11月20日(金)に全国公開することが決定しています。
- James Bond 007(公式Facebook)