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The Waymo Driver is en route to four new cities

自動運転車を迅速に拡大させることは、公衆衛生上の急務

現在ウェイモ(Waymo)は、フェニックス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アトランタ、テキサス州オースティンで、一般市民向けに完全自動運転の配車サービス(Waymo One)を提供しています。8月にWaymoは、「新たな章に入り、商業的拡大を加速する」と述べています。11月18日にマイアミなど5都市を新たに追加、12月3日にはフィラデルフィアなど4都市も正式発表しています。世界展開では東京を含め世界29都市に拡大させています。自動運転車を迅速に拡大させることは、公衆衛生上の急務(NYT)としています。

Where Waymo is driving in 2025
Where Waymo is driving in 2025. / Waymo

脳神経外科医ジョナサン・スロットキン(Jonathan Slotkin)博士は、ニューヨークタイムズ紙で「自動運転車がより安全な理由は明白です。ルールを遵守し、注意散漫を避け、全方向を見通し、高速走行時の衝突を防ぐシステムは、致命的な衝突をはるかに多く回避するでしょう」と述べています。

Waymoは最近、 2025年6月までの米国4都市における自動運転走行の約1億マイル分のデータを公開しました。これは、安全性に関する情報としてはこれまでで最大の宝庫です。スロットキン氏は、数週間かけてこのデータを分析、その結果は同じ道路を人間のドライバーが走行した場合と比較すると、Waymoの自動運転車は重傷以上の事故が91%、負傷を伴う事故が80%も少なかったのです。また、スロットキン氏が救急外来で遭遇する最も致命的な事故の一つである交差点での負傷を伴う事故発生率は96%も低いことが分かりました。

The Data on Self-Driving Cars Is Clear. We Have to Change Course.
The Data on Self-Driving Cars Is Clear. We Have to Change Course. / The New York Times

スロットキン氏は、「自動運転車の普及を迅速に拡大することは、公衆衛生上の急務です。昨年、米国では3万9,000人以上が自動車事故で亡くなりました。これは、殺人、飛行機事故、自然災害による死亡者数を合わせた数を上回ります。事故は子どもや若者の死因の第2位です。しかし、死亡は全体像の一部に過ぎません。これらの事故は脊髄損傷の主な原因です」と語ります。

「私たち外科医は、毎日1万人もの事故被害者が救急室に運ばれてくる後遺症を目の当たりにしています。経済的な損失と生活の質への損失は合わせて年間1兆ドルを超え、これは米国の軍事予算やメディケア予算の総額を上回ります」と述べて、自動運転テクノロジーをムーンショットのように扱うのをやめ、公衆衛生への介入として扱う時が来ているとしています。

「視覚障がいを持つ人として、人生にはどんな可能性があるのか​​を、人々に示していきたいと思っています。」LightHouse SFは、視覚障がい者の交通安全と移動の自由の擁護にも取り組んでいます。LightHouseはWaymoと提携し、Waymoの技術が視覚障がい者の安全かつ自立した移動にどのように役立つかを探っています。


The Waymo Driver is en route to four new cities
The Waymo Driver is en route to four new cities – Baltimore, Philadelphia, Pittsburgh, and St. Louis. / Waymo(Facebook)

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