8月30日、Googleアシスタントは、さらに賢くなってバイリンガルになったと発表しました。公開されたアップデートでは、Google Homeアプリでカスタマイズ設定「アシスタントの言語」から、英語とスペイン語、日本語と英語、フランス語と日本語のように2つの言語を選べるようになりました。Googleアシスタントはどちらの言語による音声コマンドにも反応します。
今のところアシスタントは2言語のみサポートするバイリンガルです。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、日本語の6ヶ国語から自由に2つの言語を選択できます。Googleでは他の言語への拡張にも取り組んでおり、また将来は3言語の利用をサポートする計画だということです。
Googleは、バイリンガル化を完成させるためには何年もかかる複雑な作業(プロセスやレイテンシーの最適化など)だと述べています。このようなシステムでは、複数の言語をサポートをしているだけでなく、ユーザーが話す言葉がどの言語であるかを識別して理解し、適切な言語で反応する必要があります。しかもこれを数秒以内に行わなければなりません。
Googleは、アシスタントのバイリンガル機能を利用できるデバイスも拡大する予定です。マルチリンガルの心強い「理想的な知的エージェント」に着実に進化していきそうです(^^)
- Meet the bilingual Google Assistant with new smart home devices(Aug 30, 2018 Google)
- Teaching the Google Assistant to be Multilingual(Google AI Blog)
バイリンガル機能は日本でもすでに有効です。新言語の追加は、Homeアプリなどから「設定>カスタマイズ設定>アシスタントの言語」オプションを開きます。タップすると追加できる言語のリストが表示されます。英語の場合、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、インド、シンガポールが用意されています。ビデオにはフランス人男性と日本人女性のご夫妻(日仏バイリンガル)の例が登場します。
- Googleアシスタントが日英バイリンガルになった――英独仏西伊日を自由に組み合わせ可能(TechCrunch Japan)