米ボストンのスタートアップ GeoOrbitalが、手持ちの自転車の前輪と入れ替える駆動輪「GeoOrbital Wheel」を発表しました。タイヤサイズ26インチもしくは700c(28/29インチ)の自転車に取り付け、ホイールリムを内側から駆動する仕組みを採用しています。
GeoOrbital Wheelは、工具を使わず60秒で簡単に着脱できるのが特徴です。動力部分はホイールリム内部を3点で支持する構造になっており、そのうちひとつがリムを内側から駆動する構造になっています。魅力的な製品ですね(^^)
ホイール内側に配置したリチウムイオンバッテリーもまた簡単に着脱が可能です。最高32km/hで走行可能で、フル充電時の走行距離は最大で80kmに達します。フル充電時間は26インチ用で3時間、700C用で4時間です。おまけ機能としてUSBチャージャー出力も備えます。
GeoOrbital Wheelのタイヤは内部にフォームを充填したノーパンク仕様で重量は、26インチが約7.7Kg、700C(28/29インチ)が約9Kgとなっています。通常自転車の前輪は1.5〜2.7Kgですので重量が増加します。
現在、製品化をするためにクラウドファンディング Kicksarterにて出資募集キャンペーンを実施中。すでに早期出資向けの割引枠は完売しており、製品を入手できるのは650ドルの出資枠からとなっています。出荷時期は11月ごろの見込みです。
なお、最高32km/hまで約6秒、ほとんど足漕ぎなしに加速可能な GeoOrbital Wheel装着車は、日本国内では電動アシスト付き自転車としては使用できないかもしれません。
- The GeoOrbital Wheel(Twitter)
- 1分で自転車をアシスト付きにする交換ホイール『GeoOrbital Wheel』発表。最高32km/h、航続距離80km(Engadget 日本版)