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Kate Sheppard

1893年、世界初の国政における女性参政権を獲得(英領ニュージーランド)

ニュージランド情報サイトNaokoさんブログに、クライストチャーチで毎年開催されている女性参政権イベントの興味深い記事があります。初めて知りました、素晴らしい女性ですね(^^)

Kate Sheppard
Kate Sheppard, photographed in 1905 / Wikipedia

1893年(明治26年)、世界で初めて国政における女性参政権を獲得した国は、英領だったニュージーランドです。

この女性参政権運動の指導者が、イングランド・リバプール生まれのケイト·シェパード(Katherine Wilson Sheppard: 1847 – 1934)さんです。

ケイト·シェパードさんは、1885年からニュージーランドの女性キリスト教節制同盟の設立に関わることになります。

母親の宗教的信念に影響されたとも言われていますが、やがて道徳心の向上には「人種、階級、信条、性別」による分離を克服すべきと主張するようになります。

彼女の女性参政権に対する賛同者が徐々に増えて、何度も議会に対して請願書を提出しています。これはパーケハーの女性だけでなくマオリ族の女性の選挙権付与も大多数が支持して、1893年になって女性参政権法案が正式に可決されています。(Wikipediaから)

戦後初の総選挙で誕生した女性代議士(1946年) / Wikipedia

日本の場合、第二次世界大戦後の1945年、当時の幣原内閣に対する GHQ 最高司令官のマッカーサーによる五大改革の指令で、口頭により憲法の自由主義化および女性の解放(婦人参政権の付与)/労働組合の奨励/教育の自由主義化/圧制的諸制度の撤廃(秘密警察などの廃止)/経済の民主化)を命じています。

同年12月17日の改正衆議院議員選挙法公布により、女性の国政参加が認められます。

1946年(昭和21年)4月10日の戦後初の衆議院選挙の結果、日本初の女性国会議員39名が誕生します。

人口減少 少子高齢化「女性未活用大国」ニッポンの処方箋



女性参政権の獲得年次:Wikipedia>
1893年 英領ニュージーランド(被選挙権は1919年から)
1902年 オーストラリア(イギリスから独立して2年目)
1906年 ロシア帝国領フィンランド(初めて女性に被選挙権が認められる)
1913年 ノルウェー
1915年 デンマーク、アイスランド
1917年 ソ連
1918年 カナダ、ドイツ、イギリス(男子にのみ普通選挙権、女子には制限選挙権)
1919年 オーストリア、オランダ、ポーランド、スウェーデン
1920年 アメリカ(州によっては国政選挙を含めてそれ以前より)、カナダ(完全実施)
1927年 ウルグアイ
1928年 イギリス(男女平等の普通選挙権)
1929年 エクアドル
1931年 ポルトガル、スペイン
1932年 タイ、ブラジル
1934年 トルコ、キューバ
1924年 ドミニカ共和国
1945年 日本、フランス、ハンガリー、イタリア、ユーゴスラビア、ベトナム

注目のAnthropicのAIチャット「Claude 2」に質問してみました。


「1893年、世界初の国政における女性参政権を獲得(英領ニュージーランド)」への2件のフィードバック

  1. わー記事を紹介していただいてありがとうです!

    ケイトシェパード、すごいですよね!
    最近こちらのテレビで、当時の様子をドラマで再現した番組がやってたのですが、
    男性が女性参政権の反対する理由の一つして「女性が投票に行くようなことになったら、家事を手抜きする可能性がある」とか「子育てに影響が出たら困る」とか今からするととんでもない意見が議論されててびっくりでした。
    そんな環境の中世界初、権利を獲得したなんてすごいですよね!

    1. Naoko さん、こんにちは^^
      反対理由の「女性が投票に行くようなことになったら、家事を手抜きする可能性がある」「子育てに影響が出たら困る」
      120年も前の意見ですが、この議論は最近まで聞いたような気がするんですが・・・。

      120年も前に女性参政権の獲得、ケイト・シェパードさんすごいですね!

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