米Amazonは、許諾を得た原作に基づく2次創作作品(Fun Fiction)を販売できるプラットフォーム「Kindle Worlds」を発表しました。原作の権利者と2次創作作家それぞれに、ロイヤリティーを分配します。
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Amazonによると、書籍、テレビ番組、映画、音楽、さらにはゲームを基にしたファンフィクションを見据えて、さらなるライセンス契約をまもなく発表する計画だということです。
Kindle Worlds の Philip Patrick氏は、「われわれが Kindle Worlds で目標としているのは、作家たちのために当社がライセンスする Worlds を基盤とした創作拠点を生み出すことだ。今後数週間以内に、さらなるライセンス契約を発表できることを楽しみにしている」と声明で述べています。
原作者と2次創作者の双方にロイヤリティーを払い、作家やクリエイターを応援しながら市場拡大形成するプラットフォームはいいですね(^^)誰でも初めて何かを創作する時は、有名作品や興味を惹く創作物を模写したり「モノマネ」しながらも刺激を受けて、自身のアイデンティティや環境、美意識と融合させながら独自の世界観や作品を生み出してきました。
デジタル時代の著作権処理については、コンテンツ産業振興のために知的財産戦略本部(平成15年3月設置)などで長年議論されていますが、既成のコンテンツ保護や活用に偏らず、創造力を世界一豊かにする戦略にしてほしいと思います。
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