4月10日、2017年のピューリッツァー賞が発表され、ニュース速報写真部門では、米ニューヨーク・タイムズ紙に掲載され、フィリピンのドゥテルテ大統領が始めた麻薬密売組織を撲滅するとした「麻薬戦争の暴力」を撮影したフリーランスのダニエル・ベレフラク(Daniel Berehulak)氏が受賞しました。
ベレフラク氏は、35日間にわたり41の犯罪現場で57件の殺人事件を撮影。薬物常習者と麻薬ディーラーは「全員殺す」という大統領の宣言により、ほとんどが警察か自警団によって殺害されています。
- Daniel Berehulak, freelance photographer 写真18枚のスライドショー
特集写真部門では、シカゴ・トリビューン(The Chicago Tribune)のジェイソン・ワムスガンズ(E. Jason Wambsgans)氏が受賞しました。シカゴは米国で最も銃による犯罪件数が多い都市と言われ、銃撃事件が多発しています。事件の犠牲者となった10歳の男の子と、彼の母親や家族が、男の子の人生を一緒に戻そうと努力しているところを描写した素晴らしい写真です。
- E. Jason Wambsgans of Chicago Tribune 写真11枚のスライドショー
- 2017 Pulitzer Prizes(The Pulitzer Prizes)
- The 2017 Pulitzer Prize Winners(Google検索) 受賞者と関連情報が分かります。
- Photography Pulitzers Recognize Aftermath of Violence Here and Abroad(The New York Times)