4月16日、ニューヨークのコロンビア大学で2018年のピューリッツァー賞が発表され、公益報道の部門では、ハリウッドで最も大きな影響力を持っていた大物プロデューサー(ハーベイ・ワインスタイン氏)によるセクハラ疑惑について報道したニューヨークタイムズと、雑誌ニューヨーカーの記者が共同で選ばれました。一連の記事は、SNS上で「#MeToo」を使って、世界中の女性たちが抑えられていたセクハラ行為の被害を公表する動きにつながりました。
選考委員会のデイナ・キャナディー(Dana Canedy)氏は、「非常に強力で、輝かしいジャーナリズムの教科書のような報道でまさに公益につながった」と語っています。
- Harassed(The New York Times)
- The New Yorker and the New York Times Win the Pulitzer Prize for Public Service(The New Yorker)
特集写真部門では、暴力(死)から逃れるためにバングラディシュ国境に向かうロヒンギャ難民の姿を捉えた、ロイター通信の「衝撃的な一連の写真」が受賞しました。また、ロイターはフィリピンのドゥテルテ大統領が推進する麻薬戦争についての報道で国際報道賞も受賞しています。
- ロイター、比麻薬戦争とロヒンギャ族報道でピュリツァー賞受賞(ロイター通信)
- Photography Staff of Reuters(The Pulitzer Prizes) スライドショーあり
For shocking photographs that exposed the world to the violence Rohingya refugees faced in fleeing Myanmar. (Moved by the Board from the Breaking News Photography category, where it was entered.)
- 2018 Pulitzer Prizes(The Pulitzer Prizes)
- タグ:ピューリッツァー賞(Nobuyuki Kokai)