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2019年の世界報道写真大賞は「泣きじゃくる女児」

4月11日、2019年の「世界報道写真(World Press Photo)」コンテストの大賞が発表され、母親と共に米国境当局に拘束されて泣きじゃくる女児の写真が選ばれました。撮影者はゲッティイメージズ(Getty Images)のベテランカメラマン、ジョン・ムーア(John Moore)氏です。

The World Press Photo Festival 2019 at Amsterdam’s Westergasfabrie. / Facebook

写真の光景は2018年、ホンジュラス人のサンドラ・サンチェスさんと、その娘ジャネラちゃん(2歳)が、メキシコから米国に不法入国した後に拘束された際のものです。身体検査を受ける母親の傍らで「泣きじゃくる女児」(2018年6月12日撮影)です。

審査員らは、この写真には「心理的性質を持つ特異な暴力」が表現されていると評しています。

The World Press Photo of the Year is awarded to ‘Crying Girl on the Border’ by John Moore (USA), Getty Images. / Facebook

2018年、米政府は数千人の移民を子どもから引き離して収容する政策を取り、かねてから批判を浴びていましたが、この写真が世界中のメディアに掲載されると非難が大きく広がりました。米税関・国境警備局(CBP)はその後、ジャネラちゃん親子は別々に収容されたわけではないと説明しましたが、審査員らは大衆の激しい怒りが「トランプ大統領の政策転換につながった」としました。


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