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DARPAも推進、お手本は生物のすごい高等機能

国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency) は、軍隊使用のための新技術開発および研究を行う米国防総省の機関で、略称はダーパ(DARPA)です。ARPAの時期にインターネットの原型であるARPANETや、GPSを開発したことでも知られています。大統領と国防長官の直轄の組織で、軍から直接的な干渉を受けない構成です。米国防総省などが後援するハーバード大の科学者らによるチームは、周囲の環境に応じて擬態でき、イカやタコが這うように動くシリコーンベースの「ソフトな」ロボットを開発したと発表しました。

「ソフトロボットの開発を始めたとき、私たちはタコやイカなどの柔らかい生物にインスピレーションを受けました」と、論文の筆頭著者であるスティーブン・モーリン(Stephen Morin)氏は言います。「これらの動物の魅力的な特徴の1つは、外見をコントロールできることです。それが、このアイデアをさらに進めて動的な色彩を探求するきっかけとなりました。

化学発光によって暗闇の中に浮かび上がる擬態ロボット。米国防総省の後援でハーバード大(Harvard University)の科学者らによるチームが開発 / DARPA

全長13センチの4本足ロボットは、半透明のポリマーでできたいわゆる「ソフトマシーン」と呼ばれるロボットの最新型です。

周囲の環境に応じて保護色で自らをカモフラージュしたり、逆に目立たせたりすることができます。

米マサチューセッツ工科大学(MIT)、ハーバード大学、ソウル大学のチームは、ミミズのように這って進む「メッシュワーム」と名付けたロボットを開発しています。

熱により伸縮する形状記憶素材で作られており、ハンマーでたたいたり、ほうり投げたりしても壊れることはありません。起伏の多い地形や狭いスペースでの活動に適しています。DARPAのサポートも得ているようですが、汎用性の高い研究だと思います。

最先端の科学技術があるのは、科学館などではなく、動物園や水族館、植物園などにある驚くべき時代になりました(^^)

昆虫の脳は優れたAI実現の秘訣か?(TED: Frances S. Chance)


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