コンテンツへスキップ

若い人に道を譲るべきよ(Make way for the young!)

先月の31日、大地の芸術祭を観に来ていた十日町市で、偶然にフランス映画「アーティスト(The Artist)」を十日町シネマパラダイスで上映していたので、また観てしまいました。<追記>この映画館は2018年(平成30年)3月11日をもって閉館しました。閉館時には魚沼地域唯一の映画館だったんですね。

Peppy Miller / The Artist

1929年、サイレントからトーキーへの技術革新により、俳優に求められる演技力や才能、個性も大きく変化した時代です。

イノベーションと世代交代が進まない日本と重なるような・・。

無声映画の大スター・ジョージが食事している前で、記者の取材を受ける新進女優ペピーは「古い俳優は、若い人に道を譲るべきよ」と語ります。これを聞いてしまったジョージは、立ち上がり「君に道を譲ったよ」と言いながら、深く傷つき、ますます孤独に陥っていきます。

この新進女優ペピーの台詞は、とりわけ心に残りました。しかし、映画「アーティスト」は普遍的な「真実の愛」と、「斬新なミュージカル映画」を提示します。

老兵は死なず、ただ消え去るのみ:Old soldiers never die; they just fade away.



未来と希望を描く最後のタップダンス(動画)は印象的です。古い俳優と新しいスターが才能を高めながら、旧来の殻を壊して新鮮な映画に挑戦します。第84回米アカデミー賞作品賞、他5部門を受賞した素晴らしい映画でした(^^)
動画は「Bande-annonce 2 du film “The Artist”」です。

  • 映画「アーティスト」(公式サイト)

フランス映画 アーティスト(The Artist)日本公開が決定


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください