US版「WIRED」編集長、クリス・アンダーソン(Chris Anderson)氏。「ロングテール」や「フリーミアム」を生み出した著書は、世界的ベストセラーとなっています。2007年には米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれています。
スイス人移民であるエンジニアの祖父からものづくりの楽しさを学び、幼少時よりエレクトロニクスに興味をもつ。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得後、カリフォルニア大学バークレー校で量子力学と科学ジャーナリズムを学んでいます。
ネイチャー誌とサイエンス誌に6年間勤務後、英エコノミスト誌の編集者として7年間にわたりテクノロジーからビジネスまで幅広い記事を手がけ、1994年に同誌のインターネット版を立ち上げています。2001年から現職。
近年、ラジコン飛行機の製造キットと部品を製造販売する、オープンなハードウェア企業、3Dロボティクス(3drobotics)を立ち上げ、これを数億ドル企業へと成長させています。
- Chris Anderson’s Page(3drobotics)
- Chris Anderson(Twitter)
クリス・アンダーソン氏が2004年に有望なテクノロジーがたどる4つの主要な段階について TED で語っています。それは「適切な価格設定」の段階、「マーケットシェアを獲得」する段階、「既存テクノロジーの代替」となる段階、そして「ユビキタスな存在」となる4段階です。
アンダーソン氏が新刊本「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」に合わせて来日。11月9日に「新しい産業革命 メイカームーヴメントが世界のものづくりを変える」をテーマにした「WIRED CONFERENCE 2012」が開催されます。
- 『ロングテール』『フリー』著者が語る製造業の変革 “メイカーズ”は新たなネットブームを巻き起こすか(岸博幸のクリエイティブ国富論/DIAMOND)