2013年2月22日、日米両国は首脳会談後、環太平洋連携協定(TPP)に関する共同声明を発表しました。
両国は声明で、日本がTPP交渉に参加する場合「全ての物品が交渉対象となる」ことを確認する一方、日本のコメや米国の自動車など、配慮が必要となる品目があることにも言及しています。
声明は、「日本にとっては特定の農産物、米国にとっては特定の工業製品といった、両国とも二国間貿易における敏感な問題(センシティビティ)を抱えていることを認識。
最終的な結果は交渉によって決定されることになるが、TPP交渉参加にあたり、一方的にすべての関税撤廃をあらかじめ約束することは要求されないと両政府は確認する」としています。
- TPP交渉参加、全関税撤廃で約束求めず=日米共同声明(ロイター通信)
ホワイトハウスで会談後記者団に対し、安倍首相は同盟の評価および将来的な方向性で双方が一致したと述べた上で、日米同盟の信頼と強い絆は完全に復活したと自信をもって宣言したいと語っています。
また、北朝鮮の核と拉致問題、尖閣諸島についても言及しています。下記は、通訳付の動画配信です。
民主主義や情報公開制度、ジャーナリズムに対する姿勢の違いとは言え、ホワイトハウスから分かり易い直接の情報配信はいいですね(^^)
- President Obama’s Bilateral Meeting with Prime Minister Abe of Japan(whitehouse.gov)
- 世界各国のリーダーがどのような未来を描くのか。(Nobuyuki Kokai)