アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(Atacama Large Millimeter / submillimeter Array, ALMA, アルマ)とは、チリ共和国のアタカマ砂漠に建設中の、次世代大型電波干渉計(アルマ望遠鏡)です。
略称のALMA(アルマ)とは、スペイン語で「たましい」や「いとしい人」を意味する単語です。
アルマ望遠鏡は、東アジア(日本・台湾)・北米(アメリカ合衆国・カナダ)・ヨーロッパの国際共同プロジェクト。
アンデス山脈中の標高約5,000mの高地砂漠(アタカマ砂漠)に高精度パラボラアンテナを合計66台設置し、それら全体をひとつの電波望遠鏡として観測可能な開口合成型電波望遠鏡として活用します。
観測に用いる波長帯は、1cm(31.3GHz)から0.3mm(950GHz)です。
ALMA(国立天文台)サイトでは、人類がこれまで見ることができなかった宇宙の謎に挑むため、最新の理論と究極の工作技術を結晶させたのがアルマ望遠鏡です。
その誕生の歴史から期待される科学成果までを説明しています。
ALMAプロジェクトの解説、タイムラプスが素敵な HD短編ムービー(16分34:英語版)です。
追記:削除されたようなので、変更しました。
2013年3月14日、アタカマ砂漠のアルマ観測所でチリ共和国のピニェラ大統領や福井照 文部科学副大臣など、アルマ望遠鏡国際プロジェクトの関係者350名が出席して開所式が行なわれ、正式に科学観測が始まりました。
- 2013年3月14日 アルマ望遠鏡 開所式を挙行(日本国立天文台プレスリリース)
- 三菱電機製アンテナ群「いざよい」がALMAプロジェクトの科学観測に貢献(三菱電機リリース)
- 宇宙に最も近い大型電波望遠鏡「アルマ」のスーパーコンピュータが稼働(富士通リリース)