フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ研究所(HHI)は、可視光通信において画期的前進を遂げ、天井照明による高速インターネットに道を開きました。
LEDを介してデータ通信を行う新たなコンポーネントを開発したことでリアルタイムで使用可能な帯域幅が大幅に広がり、研究室における実験ではデータ・スループットが毎秒最大 3Gビットに達しています。
HHIが開発したこの技術では、市販の標準的なLED室内灯を使用してデータ通信を行うことができます。
この光WLANにより、実験室環境でのデータ速度は毎秒最大800 Mビットに達し、見本市に展示された完全リアルタイムシステムではデータ・スループットが毎秒500 Mビットに達しました。
特許保護された新開発のコンポーネントは現在、研究室における実験で単一光周波数あたり毎秒1Gビット以上を達成しています。
市販のLEDは主に3つの光周波数、つまり3つの色の光を使用するため、毎秒最大3Gビットの速度が実現可能です。
光通信デバイスの進歩も「人に優しい近未来のライフスタイル」に欠かせませんね(^^)
4月10日〜13日の光通信技術展示会(東京ビッグサイト)に出展されています。
- Fraunhofer Heinrich Hertz Institute(日本語 Website)
- フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ研究所:天井照明による高速インターネット(Business Wire)
- 近未来のライフスタイル(コーニング)(Nobuyuki Kokai)
可視光通信は今後のLEDのアプリケーションで重要な分野のように思います。世界で多くの開発が進んでいるのですね。
LED照明とLED通信が一体となり、飛行機の中や列車、バスなどの座席照明でユニークなサービスも可能ですね(^^)