米テキサス州ダラスの地方テレビ局 WFAA(ABC系列)では、看板女性ニュース・アンカーのグロリア・カンポス(Gloria Campos)さんが定年退職しました。
このWFAAのニュース番組内には、毎週水曜日に里親を探している孤児の子ども達を紹介する「Wednesday’s Child」というグロリアさんが最も力を入れていたコーナーがあります。
1989年から25年もの間に350名もの子ども達を取り上げ、その75%が新しいお父さん、お母さんを見つけられたそうです。
グロリアさんの最後の生放送に、10歳の時に2度目のチャンスで養子縁組が成立したという14歳の男の子 Ke’onte君がサプライズで登場しました。
「ありがとう」と繰り返すKe’onte君。「(みんなに勇気や希望を与えてくれて)私の方こそお礼を言わなきゃ」とグロリアさん。
ニューヨーク在住のりばてぃ♪さんが記事にされています。
- 人はなぜ働くのか?(NYの遊び方)
さまざまな理由から孤児となった子ども達を支援、資金の援助やサポートする非営利団体「Friends of Wednesday’s Child」です。1984年に慈善グループとしてスタート、テレビ番組コーナーと同名の組織を創設して、子ども達の生活に希望と癒しをもたらすことにより、地域社会に大きな影響を与えることを目的として活動しています。
日本では社会的養護の子どもたちの90%が施設で、10%が里親などという比率になっていて、世界的にも児童の権利条約の原則から外れていると指摘されています。
- 「児童の権利に関する条約」全文(外務省)児童の最善の利益を主として考慮