ロボットカー(自動運転車)はレーダー、LIDAR、GPS、カメラで周囲の環境を認識して、行き先を指定するだけで自律的に走行します。
米海兵隊はリムパックで、「グロウラーITV」のロボット版自走式ジープ「GUSS(Ground Unmanned Support Surrogate)」の試験を行っていました。
GUSSは、所定距離内にあるビーコン(を装着した人)を追跡したり、遠隔操作により中間地点に向かったりできます。立ち往生したら、人がロボット制御装置を使って車両を直接操縦するか、運転席に飛び乗り、スイッチを切り替えて操縦することができます。特に、死傷者護送のシミュレーションでの評価が高かったそうです。
急速に高齢化が進む日本、現在「買い物弱者」はおよそ850万人、医療でも医療弱者が増加して社会問題化しています。原因は人口減少による公共交通の廃止や店舗、病院の集約化、そして移動を担う運転者の不足です。
これまでの歴史の中で、最も高度なテクノロジーの集約でもあるロボットカーによる人流・物流・配送システムはそれほど進化していません。日本の場合、ロボットカーは実は大都会より過疎地域、高齢化が進む地方や農業にこそ必要な自動車のように思います。
- ロボットカー(Wikipedia)自動運転の定義と世界の開発状況
- 軍用の自律走行ジープ「GUSS」:米軍、リムパックで試験走行(Wired.jp)
- 自動運転車の公道実験へ 英国、来年1月から 日本、米国に続け(7/31 産経ニュース)
- 自動運転車/自動走行車関連ニュース(Googleニュース)