長い毛並みの野良猫マーシャ(Masha)が、集合住宅の玄関通路に放置された赤ん坊を温めて救ったとして話題になっています。
1月10日、ロシアのカルーガ州の科学都市オブニンスクで気温が0度を下回る中、集合住宅の通路の床に生まれてまもない男児が放置されていたそうです。
地元のズベズダ・テレビ(TV Zvezda)によると、廊下の段ボール箱をすみかにしていたマーシャ(Masha)と呼ばれる野良猫が、数時間にわたって赤ん坊を自分の体温で温めていたそうです。
住民からの通報で救急隊員らが赤ん坊を救急車に乗せると、マーシャは後を追ってきたといいます。ある隊員は「子どもをどこに連れていくのかといった感じで、とても不安げだった。鳴きながらすぐ後ろをついてきた。本当に頭のいい猫だ」と語っています。
- 氷点下、野良猫が赤ん坊を温めて救う ロシア(AFPBB News)
オブニンスクには、世界初の商用原子力発電所(1954年6月1日運転開始)となったオブニンスク原子力発電所があります。黒鉛減速水冷却式原子炉の原型炉であり、黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉の祖となったものです。
- 黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(Wikipedia)