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成長に投資、教育と次世代にも投資: トマ・ピケティ

トマ・ピケティ(Thomas Piketty)2015年 / Wikipedia
トマ・ピケティ(Thomas Piketty)2015年 / Wikipedia

トマ・ピケティ(Thomas Piketty、1971年5月7日 – )氏は、フランスの経済学者、クリシー出身。パリの高等師範学校の出身で経済学博士。経済的不平等の専門家であり、特に歴史比較の観点からの研究を行っています。

ピケティ氏が取り上げた、所得上位層の所得が総所得に占める比率の推移をめぐる研究は、2011年の「ウォール街を占拠せよ」運動に、大きな影響を与えました。

この運動の中では、所得最上位層1%の所得が総所得に占める比率の推移など、ピケティたちの研究の成果が広く紹介され、金融界批判の根拠とされました。

日本滞在中に新聞、雑誌や記者会見などのインタビューで「アベノミクスについて」コメント、Wikipediaに要約されています。

エマニュエル・サエズとトマ・ピケティの共著論文のデータによって作成された、アメリカ合衆国における所得上位1%の所得が国民総所得に占める比率の推移を示すグラフ / Wikipedia
エマニュエル・サエズとトマ・ピケティの共著論文のデータによって作成された、米国における所得上位1%の所得が国民総所得に占める比率の推移を示すグラフ / Wikipedia

2015年1月30日にニコニコ生放送に出演、萱野稔人氏(津田塾大学教授)と日本と世界経済の今後について語り合っています。その中で日本は「成長に投資をし、教育に投資をし、次世代に投資をすることによって、公的債務を急激に減らしていく方法がいい」と述べ、若干のインフレ誘導と若干の債務リストラクチャリングを組み合わせるのが良い方法だとしています。
その時の記事があります。

トマ・ピケティ氏の TEDSalon Berlin 2014での講演です。
2014年初頭のセンセーショナルな著作「21世紀の資本」の中で、経済格差を表す単純にしてあまりにも率直な公式を示しました。それは「r > g」(すなわち「資本収益率>経済成長」を表します)。彼は膨大なデータセットを使って、「経済格差は新しい現象では無いものの更に悪化し続けており、社会の根幹を揺るがす衝撃をもたらす可能性がある」と結論づけています。

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