「科学の力で世界をもっと良くしよう」をテーマとした Google Science Fair(いまは実施されていません)は、13~18歳の個人またはチームを対象とする国際的な科学技術オンラインコンテストです。オリビアさんの体験談(Grand Prize Winner)です。
米コネチカット州に住むオリビア(Olivia Hallisey)さん、水泳と科学が好きな17歳です。
学校でニュースを見て世界の出来事を学ぶように勧められ、こうして2014年のエボラ危機に関心を持ちました。
彼女は、エボラ出血熱の大流行になる前に、素早くウィルスを検出する方法があるに違いないと考えました。
その目標は、保冷機なしで輸送できる、シンプルで安価な、エボラウィルス検出装置を作製することになりました。
絹の特性に着目して実験を繰り返し、ついにウィルスが検出されたときに色を変化させるエボラ検出カードを開発しています。
輸送や保管のための冷却を必要とせず、誰かが感染している場合に症状を示す前に 30分以内に確認することができます。
オリビアさんは、「イノベーションには想像力と楽観的であることが大切だと思います。若い人にはそれがあるから大人が無理だと思うことも試すのです」と、語ります。
最後に「将来は医者になって、この手で変化をもたらしたいです。今夢に一歩近づけたみたいです」と述べています。オリビアさんの素敵な体験と夢ですね。
- 過去のファイナリストとそのプロジェクト(Google Science Fair 2016)
- 17 year old girl sweeps Google’s annual science competition(22 Sep 2015 / CNBC)
2016年の科学技術プロジェクトの提出期限は5月18日になっています。<いまは実施されていません>
- Google Science Fair 2016(日本語 Website)