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マクドナルドの標準化と世界一美しい店舗

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世界初のフランチャイズは、1952年(昭和27年)米国で生まれたケンタッキーフライドチキンとされます。日本では、1960年代に不二家や、ダスキン、1970年代ではセブン-イレブン、モスバーガーなどの外食産業がフランチャイズ型の事業展開をしています。

マクドナルドは、多くのファーストフードチェーン店と若干異なり、権利や商標、ノウハウの他に賃貸料を徴収します。ほとんどのマクドナルド店舗は、不動産をマクドナルド側が所有してフランチャイズ会社は、売り上げの一部を賃貸料としてマクドナルドに支払う仕組みになっています。

First McDonald's in San Bernardino, CA / Facebook
First McDonald’s in San Bernardino, CA / Facebook

マクドナルドをフランチャイズ展開して、世界最大のファーストフードチェーンに仕立て上げたのは、レイ・クロック(Ray Kroc, 1902年10月 – 1984年1月)氏です。

高校中退後の第一次世界大戦中に15歳で救急車ドライバーの訓練を受け衛生隊に所属、終戦後はピアニスト、紙コップのセールスマン、ジャズ演奏家、バンドメンバーなど職を転々とします。

1941年に5種類のミルクセーキを同時に作る機械「マルチミキサー」の独占販売者となり、全米を旅してまわります。1954年にカリフォルニア州サンバーナーディーノで、1940年に最初のマクドナルドを開いたマクドナルド兄弟と出会います。

クロック氏は効率化された調理システムに興味を持ち、兄弟と交渉して270万ドルでフランチャイズ権を獲得、1955年4月に最初のフランチャイズ店を出店、以降共産圏を含めて世界の至るところに店を開いています。

ビッグマックの価格は、ビッグマック指数と呼ばれ、通貨間の購買力平均価格の比較手段として使われます。イギリスの経済雑誌エコノミスト(The Economist)が1986年9月に考案。マクドナルドの標準化は、同時に生活様式や経済活動のグローバリゼーションを意味していました。

「マクドナルド」が誕生する流れを映画化した「THE FOUNDER」の予告編が公開されています。GIGAZINEサイトで予告編を日本語解説しています。

  • The Founder (2016)(IMDb) 全米は2017年1月20日公開、日本は7月29日から公開です。
  • McDonald’s(Wikimedia Commons) 世界45カ国の店舗写真

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