名古屋開催の 2017年アマゾン・ロボティクス・チャレンジ(Amazon Robotics Challenge 2017)で、オーストラリア・ロボティック・ビジョン・センター(ARCV)が上位8チームの決勝(7/30日)を制して8万ドル(約880万円)を獲得しました。
ARCVは、オーストラリアの4大学が参画している研究拠点 Australian Centre for Robotic Vision の研究者と学生達で結成するチームです。2016年の商品仕分けロボットコンテスト(Amazon Picking Challenge 2016)では6位でした。
優勝した ARCVは、いま主流のアームロボット型ではなく、2万4千ドル(約264万円)という安価なカスタムロボット(Cartman)を設計製作。画像認識と機械学習のオリジナル方式を開発して、雑然とした環境下でもピック&プレイスのタスクがこなせるとしています。
- Centre Team Wins Amazon Robotics Challenge with Low Cost Robot(roboticvision.org)
- Cheap Australian robot uses 7 images to ID Amazon products(zdnet.com)
世界各国から16チーム(下記)が参加しました。2位はドイツのボン大学、3位はシンガポールの南洋理工大学。日本勢では初参加の NAIST-Panasonicが6位でした。世界の大学ロボットコンテストのようになってますね(^^)
- MC^2: 三菱電機、中部大学、中京大学
- NAIST-Panasonic: 奈良先端科学技術大学院大学、パナソニック
- Team T2: 鳥取大学、東芝
- Team K: 東京大学
- MIT-Princeton: マサチューセッツ工科大学、プリンストン大学
- Team Duke: デューク大学
- PLAID: カーネギーメロン大学
- GMU-Negev: ジョージメイソン大学、ネゲヴ・ベン=グリオン大学
- ACRV: クイーンズランド工科大学
- IITK-TCS: インド工科大学カーンプル校、タタ・コンサルタンシーサービシズ
- TKU M-Bot: 淡江大学
- Nanyang: 南洋理工大学
- NimbRo Picking: ボン大学
- UJI RobInLab: ジャウメ1世大学
- Applied Robotics: スマートロボティクス、シドニー大学
- IFL PiRo: カールスルーエ工科大学、ヘルムートシュミット大学