8月23日、世界最大のスーパーマーケットチェーン・ウォルマート(Walmart Stores)は、9月下旬よりウォルマートの商品数十万点を Google ExpressのアプリとWebsiteで販売し、Google Homeの音声ショッピングでも提供することを発表しました。
米国のECマーケットでは、オンライン市場売上のうち、およそ43%をAmazonが占め、特に Amazon Primeメンバーシップのサービスプログラムが人気の原動力になっています。
また、6月には食料品チェーンのホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market)を137億ドルを投じて買収すると発表しています。ウォルマートにとって Amazonとの直接的な競合は脅威になっています。
ウォルマートで EC部門のトップを務める Marc Lore氏は「未だ黎明期にある。しかし過去2年間でAI技術が発達し、今後の方向性が見え始めてきた」と音声ショッピングの野望について語っています。
ウォルマートの Easy Reorderでは、オンラインと4,700を超えるリアル店舗の両方の購入履歴をベースに、個々の利用者の好みを理解しているそうです。いつも使っているブランドや商品のサイズ、さらには直近の購入日や頻度まで記録されています。(下記のblog.walmart.com)
音声ショッピングの近未来はどんな世界でしょうか? お気に入りの店で「いつものください」「お買い得のもの取っといて」が通用するような世界のように思います(笑)そして、価格や商品選択と流行など、消費者の不正確でわがままな相談を聞いてくれるような世界になるように思います(笑)
消費者の「わがまま」や「気まぐれ」を聞いて理解する人工知能(AI)も大変でしょうね(^^)
- Walmart、Googleと音声ショッピングで提携――Amazon Alexaの独走に“待った”(TechCrunch Japan)