2月23日にジャーナリストの伊藤詩織さんと、ブロガー・作家のはあちゅうさんが、ビジネス・カンファレンス「MASHING UP」に参加しました。2人が被害を告発するまでの覚悟や、告発後に実際に起きたことを語っています。
後編ではセクハラ防止のために職場、人事ができること、加害者の方に偏りがちな日本のハラスメント防止の実態を紹介しています。当事者自らの情報発信、一読をお勧めします。
MASHING UPのテーマはUnleash Yourself（自分自身を解き放とう）。「性別、年齢、人種、信条——私たちを飾るさまざまなカテゴリーは、慣例や暗黙の了解、無意識のうちに、「こうでなくてはいけない」という重圧を生み出してしまう時があります。そのなかで、新しい可能性や選択肢を見出すことは容易ではありません」と指摘します。
一人ひとりが「自分がどうありたいか」を発見し、発信する場の多様性と発展にも期待しています。
日本も「少子高齢化」「人口減少」そして「失われた20年」を経て、ようやく高度成長期に確立させてしまった社会の「暗黙の了解」や「標準」「規範」などを含めた、協調組合主義（コーポラティズム: Corporatism）が、21世紀型社会の発展、経済成長や労働生産性を阻害していることが認識されて来たように思います。
社会構造を変化させるには時間がかかりますが、分野を越えた活動の多様性を応援、支援したいと思います。
- 詩織さんとはあちゅうさんがセクハラ告発に至った覚悟とその後に起きたこと—— #MeToo対談【前編】（Business Insider Japan）
- なぜ日本ではセクハラの加害者に甘いのか——詩織さん、はあちゅうさん#MeToo対談【後編】（Business Insider Japan）
写真は左から、はあちゅう（伊藤春香）さん、伊藤詩織さん、浜田敬子さんです。
- 伊藤春香（Wikipedia）
- 伊藤詩織（Wikipedia）
- 浜田敬子: BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長（mediagene）
