NASAは衛星により太陽系全体から多くの美しい画像を捉えています。そして、NASAの地球衛星ミッションでは毎日、地球環境の変化を監視し、自然災害に備えてデータを収集しています。2018年の地球の衛星画像のうち、驚異の地球や視覚的に説得力があり、科学的にも有益な画像もあります。地球上のエアロゾル、ハリケーンや氷河、山火事など、2018年の特徴的な10枚の画像を掲載しています。
ランドサット8号(Landsat-8)は、2018年11月8日10時45分に画像を取得しました。この画像は、アクティブな火を強調するための短波赤外光とともに、Landsat バンド4-3-2(可視光)を使用して作成されました。火事は6時30分頃に始まり、20時までに2万エーカー(東京の千代田区+中央区+港区+江東区)の土地が燃えました。
エアロゾル(Aerosol)は、海、砂漠、山、森林、氷、そしてその間にある、あらゆる生態系の上空に存在しています。2018年8月23日の地球上のエアロゾルを可視化した画像です。日本と韓国付近の台風による塩のエアロゾルは青色、山火事や野焼き(中央アフリカ)による黒いカーボン粒子は赤色、サハラ砂漠などにあるダストとして分類した粒子は紫色で表示されています。私たちの大気が、地上での出来事によってどれだけ影響を受けているか、そして私たち地球の全員が互いに影響を受けていることも示しています。
南アフリカのケープタウン最大の貯水池(Theewaterskloof)の画像は、2018年7月にランドサット8号で撮影され、貯水量は55%まで回復しました。しかし、わずか6か月前には13%という危機的な貯水量でした。深刻な水不足は2015年に始まり、3年連続して異常に乾燥した年を経て、急激な人口増加やインフラ整備の遅れもあって、水道水供給の遮断が予測される非常事態にもなっていました。貯水量の変化はここでご覧下さい。