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Amazonが出資する自動運転スタートアップ(Aurora Innovation)

自動運転のスタートアップ Aurora Innovation Inc.は、有名なベンチャーキャピタル会社であるセコイア・キャピタルが主導する投資家グループから5億3,000万ドル(約580億円)を調達しました。いま有力者が揃ったスタートアップとして注目されています。
CEOのクリス・アームソン(Chris Urmson)氏は、Google自動運転プロジェクトの創設メンバーで、2016年まで技術主任を務めていました。いまはウェイモ(Waymo)の名で知られています。最高製品責任者のスターリング・アンダーソン(Sterling Anderson)氏は、テスラの半自動運転機能「オートパイロット」の開発を主導しました。また、最高技術責任者のドリュー・バグネル(Drew Bagnell)氏は、Uberの自律走行車事業の立ち上げを支援していました。

Aurora’s self-driving car yielding to a pedestrian in an unmarked crosswalk in urban Pittsburgh. / The Aurora Team

Amazonが、この自動運転技術を開発する Aurora Innovationへの出資を公表していますが、出資契約の合意事項を明らかにしていません。

Auroraは、巨大企業に所有されていないか、あるいは支援されていない数少ない企業です。フォルクスワーゲン、ヒュンダイ(現代自動車)、中国の電気自動車の新興ブランド BYTON(バイトン)とも提携していますが、独占取引はありません。アームソンCEOは「オーロラはこの業界では独立企業であると考えています」と話しています。

世界最大の物流事業を展開している Amazonが、自動運転技術の開発に出資するのは驚くことではありません。Amazonは、すでに独自に物流、選別、配送、店舗などのロボット化を進めています。Auroraが「自動運転技術の実用化だけを視野に入れているわけではありません」としているように、Amazonも「人」や「モノ」に限らず「移動」を対象にしてしているようです。

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