5月24日、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞の授賞式がパリ郊外のベルサイユ宮殿で開かれ、日本人の建築家・磯崎新(Arata Isozaki)さん(87)が受賞しました。先鋭的なデザインで長年にわたり世界の第一線で活躍してきた磯崎さんは、受賞演説で「建築の意味が広がる転換期に受賞し、感無量だ」と語りました。日本人としては最多受賞の米国に並び8人目です。
- The Pritzker Architecture Prize(Website)
- 磯崎新さん「感無量」 「建築界のノーベル賞」授与式(日本経済新聞)
式典に先立ち、フランスのマクロン大統領がパリのエリゼ宮(大統領府)に磯崎さんらを迎え、「建築を巡り西洋と東洋の対話に常に努めてきた」磯崎さんは「真に国際的な最初の建築家の一人」だと称えました。磯崎さんは記者団に「うれしいひとときだった」と語っています。
磯崎さんは建築手法について「一つのスタイルに固執したくない。依頼者と対話を重ねて良い解決を見つける。変化が私の特徴と考えてきた」と説明し、「信頼して仕事をさせてくれた人たちと賞を共有したい」と述べています。
- Arata Isozaki 2019 Laureate(Website) Announcement
6本の動画: 1)2019 Announcement, Video 2)Local Beginnings, 3)Culture in the 80’s, 4)My Introduction to Architecture, 5)Global Inspiration, 6)The Future X
Culture in the 80s_20190303-HD 720p from The Pritzker Architecture Prize on Vimeo.
The Future X_20190303-HD 720p from The Pritzker Architecture Prize on Vimeo.
- Isozaki Arata / 磯崎 新(japan-architect.jimdo.com)
- Flickr tag : arataisozaki