ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌ文化を復興するための空間や施設であるだけではなく、我が国の貴重な文化でありながら存立の危機にあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点として、また、将来に向けて先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴として位置づけられています。ウポポイは白老町ポロト湖畔に7月12日(日)に開業します。
- ウポポイ(民族共生象徴空間)(公式サイト) 7月12日(日)開業
国立アイヌ民族博物館の常設展示室では、「私たち」というアイヌ民族の視点で、ことば・文化・歴史について紹介しています。アイヌ民族が居住してきた北海道、樺太・千島・東北地方に人類が住み始めた約3万年前から、現在までの長い時間を対象にしています。
館内のサインや展示室の解説パネルは、各地のアイヌ語を受け継ぐ人たちが考えて、書いたもので、音声ガイド(貸出)やアプリでそのアイヌ語を聞くこともできます。
- アイヌ議論の「闘技場」 初代国立館長が描く博物館像(7/3 朝日新聞)
エントランス棟にレストランとフードコートがあり、歓迎の広場にカフェとスイーツショップがあります。そこではアイヌの伝統料理や、アイヌ文化由来の食材を用いた創作料理を提供します。
写真は、左上:チェㇷ゚ オハウセット(鮭の汁物セット)、右上:鹿肉・鮭を使った創作料理、左下:行者ニンニクザンギ定食、右下:クンネ チュㇷ゚(カップチーズケーキ)です。
- ウポポイ 国立アイヌ民族博物館オンラインショップ(公式サイト)