短編動画投稿アプリ Josh(ジョシュ)を運営するインド企業バーシー・イノベーション(VerSe Innovation)は、GoogleやMicrosoftなどから合計1億ドル超を調達しました。バーシーは、資金調達を受けて10億ドル以上の企業価値評価(ユニコーン企業)を得たと発表しました。中国の ByteDanceが開発運営している TikTok(ティックトック)のインド版(ローカル多言語対応)と言われるアプリです。
- Google, Microsoft invest in DailyHunt for its short video platform Josh – making it the latest unicorn in India(12/22 businessinsider.in)
- 「インド版TikTok」企業、グーグルやMSから1億ドル調達(12/23 ロイター)
中国の TikTokをめぐっては、中国政府による検閲、さらに国家の要請があれば企業や個人は、企業情報を含めたあらゆる情報を提供しなければならないとする国家情報法を2017年6月28日に施行しており、米国やインドなどでは国家の安全保障やプライバシー保護の懸念から 利用を禁止(制限)しています。
- 中印国境紛争(Wikipedia)
インドでは中国との国境紛争もあって、6月に中国企業が運営する短編動画投稿アプリ TikTokの利用を禁止しました。その後、インドでは Josh(ジョシュ)など、国内発の短編動画投稿アプリが急速に人気を伸ばし、世界の投資家の関心を集めていました。
Josh(ジョシュ)は、インド国内の12のローカル言語に対応して開発され、現在 3,600万アクティブユーザー/日、15億回再生以上/日に成長しています。開発会社の DailyHuntでは、調達資金を Joshの拡充に充てるとしています。また、AI(人工知能)と機械学習機能を活用してスケールアップすることも計画しています。