映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦(原題: I Am Greta)」は、スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)の素顔に迫ったドキュメンタリー映画です。2018年8月、当時15歳のグレタさんは、気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、たった一人で国会議事堂前に座り込み、学校ストライキを始めまます。世界的に注目を集める1年以上も前から彼女に密着し、動物たちと戯れるリラックスした姿や、自身のアスペルガー症候群の症状について冷静に分析する様子、重圧と向き合い葛藤する姿、そして彼女の行動を支える家族の姿も映し出します。
- 映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」(公式サイト) 10月22日から全国順次公開
- I Am Greta(2020)(IMDb) Ratings: 8.1
2018年8月、15歳の時に、スウェーデン語で Skolstrejk för klimatet(気候のための学校ストライキ)という看板を掲げて、より強い気候変動対策をスウェーデン議会の前で呼びかけを行ったことで名が知られるようになりました。
国連事務総長のアントニオ・グテーレスは、「私の世代は気候変動の劇的な課題に適切に対応できていない。これは若い人たちに深く感じられている。彼らが怒っているのも不思議ではありません」と認め、トゥーンベリによって始められた学生ストライキを支持しています。
映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」の公開にあたり、グレタさん本人は「とにかく私たちが社会に求めているのは、気候変動を危機として捉え、安全な未来を守ってほしいということだけ。映画を見れば、その実現までどれ程遠いのか、”もう時間がない”という科学的なメッセージが全く伝わっていないということも分かってもらえるはず」とコメントしています。この映画は、2020年9月3日の第77回ヴェネツィア国際映画祭で世界初公開され、2020年11月13日に Huluで公開されました。
【本編映像公開】映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』(アンプラグド/YouTube)