コンテンツへスキップ
KAKAR

アイヌ文化を紡ぐ人たちのドキュメント-1: KAKAR(STVどさんこ動画+)

  • Media

札幌テレビ放送(STV)は創立65周年記念事業の一環として、北海道の先住民族・アイヌ民族の文化・伝統を受け継ぎ、未来へつないでいく活動をされている方々を紹介する動画シリーズ(KAKAR)を無料で配信しています。アイヌ文化は博物館の中にのみあるものではなく、アイヌ文化を紡ぐ人達の手によって、今この時を未来に向かって生き続けています。そうした方々13名の思いや活動を、ご本人の声のみで綴った全13本・各12分~26分のドキュメントです。KAKAR(カカラ)はアイヌ語で「紡ぐ」を意味します。

KAKAR
KAKAR(カカラ)~アイヌ文化を紡ぐ~ / 札幌テレビ放送

門別徳司(もんべつ あつし)さんは北海道門別町生まれ、平取町在住です。2015年「アイヌ本来の姿である狩猟民族として生きていく」ことを決意、勤めを辞めてシカ猟で生計を立てています。シカの角や骨を加工したナイフ等も制作。「獲物を与えてくれる神々への感謝を生活の一部として、新たなアイヌ文化をつくりたい」と意気込んでいます。

篠原章子(しのはら あきこ)さんは北海道遠軽町生まれ、東京都在住です。子育てで自分を見失いかけた時、生まれ故郷の遠軽町で小学校の頃に見たアイヌの着物を思い出し、2014年から本格的にアイヌ文化を学び始めました。アイヌの刺繍やニンカリ(耳飾り)の製作に取り組んでいます。自身、アイヌ民族の血を受け継いではいませんが、アイヌ文化が一つの文化として浸透し、根付くことを願い作品の製作に励んでいます。

宇佐照代(うさ てるよ)さんは北海道釧路市生まれ、東京都在住。10歳の時に家族で東京に移りました。「関東にアイヌが集う場所を作りたい」と祖母が東京で始めたアイヌ料理の店を手伝いますが、2009年に資金難で閉店。何とか復活させたいと、2011年に現在の店「ハルコロ」をオープン、取材時の2022年で11年目を迎えた。祖母が病気で倒れた日、病院に駆けつけたベッドの枕元で「アイヌとして誇りを持って生きていくと、この場で声に出して誓ってください」と言われ、その誓いを今も守り続けます。

藤岡千代美(ふじおか ちよみ)さんは札幌市生まれ、同市在住。伝統を守りながら、新しいアイヌ文様のデザインに挑み続けます。新千歳空港のステンドグラスでは、北の動物達にアイヌ文様をデザインし、アイヌの世界観をダイナミックに展開しました。初めてアイヌの着物をまとった時「血が騒ぐような、何とも言えない感情が生まれた」と言います。個展を開くのが夢です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください