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KAKAR

アイヌ文化を紡ぐ人たちのドキュメント-2: KAKAR(STVどさんこ動画+)

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札幌テレビ放送(STV)は創立65周年記念事業の一環として、北海道の先住民族・アイヌ民族の文化・伝統を受け継ぎ、未来へつないでいく活動をされている方々を紹介する動画シリーズ(KAKAR)を無料で配信しています。アイヌ文化は博物館の中にのみあるものではなく、アイヌ文化を紡ぐ人達の手によって、今この時を未来に向かって生き続けています。そうした方々13名の思いや活動を、ご本人の声のみで綴った全13本・各12分~26分のドキュメントです。KAKAR(カカラ)はアイヌ語で「紡ぐ」を意味します。

KAKAR
KAKAR(カカラ)~アイヌ文化を紡ぐ~ / 札幌テレビ放送

藤戸ひろ子(ふじと ひろこ)さんは北海道阿寒町生まれ、陸別町在住です。大阪で暮らしていた時、中学に通う長男が学校に行けなくなり、大好きなお爺ちゃんの近くに住むことを希望し、陸別町に移住します。父は木彫作家の藤戸幸夫さん。小さい頃、アイヌのお爺ちゃん達の傍らでアイヌ文化に接し、手仕事などを受け継ぎます。大阪で立ち上げた「ミナミナの会」に毎月、陸別町から通い続けます。シヌイエ(入れ墨)は、アイヌである私の誇りと胸を張ります。二児の母です。

今 博明(こん ひろあき)さんは北海道枝幸町生まれ、札幌市在住です。18歳で大阪の調理学校に入学、卒業後イタリアで本場の味を学び帰国。27歳で独立しオーナーシェフとなる。現在は、札幌で料理店「ケラピリカ」を営む。アイヌ民族であることが“かせ”と思った時期もありましたが、仲間に支えられて誇りに思うようになったといいます。「母が作ってくれたアイヌ料理を、多くの人に食べて欲しい」と願い、自己研鑽に励みます。

豊川純子(とよかわ じゅんこ)さんは帯広市生まれ、同市在住。屋台を始めるまでは、殆どアイヌに関わったことがなく、むしろ隠してきました。40歳直前で乳がんを発症。闘病後“やりたいことをやろう”と決意、長年の夢を実現するため屋台の出店に踏み切ります。「ポンチセ」の看板を出していると、アイヌに興味があれば向こうから来てくれるので、今の立ち位置が心地良いと語ります。

荒田裕樹(あらた ゆうき)さんは帯広市生まれ、白老町在住です。ウポポイ(民族共生象徴空間)職員です。母親がアイヌ文化の活動をしていた関係で、小さい頃から遊び感覚で踊りを身につけます。高校1年生の時、カナダの先住民と交流し、その踊りに衝撃を受け、本格的に取り組むようになります。イオル伝承者育成事業の二期生です。

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