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NAPO

認知症の老人、孫と父娘の愛を描く3DCG短編アニメ「NAPO」

  • Media

3DCG短編アニメ「NAPO」は、思考や記憶が失われた認知症の祖父と、病気を理解できない孫の「ジョン」が一緒に暮らすことになります。祖父は家族の昔の写真を見ても、何の反応もありません。しかし、ジョンが写真の裏に書いた何気ない絵(落書き)が祖父の思い出の・・・。この短編作品は一緒に暮らすことになった家族の「愛」を描いています。

  • Napo(Miralumo Films)
NAPO 720
NAPO | *Award-Winning* Animated Short Film / Miralumo Films

病気の悪化したことで、年老いた父親は娘の家に引っ越します。娘が懐かしい古い写真を見せても思い出は失われているようです。突然一緒に暮らすことになった孫の男の子「ジョン」は、自分の部屋が狭くなったり、好きなテレビ番組が見れなくなったりして少し不満です。

ジョンがある時、祖父の昔の写真を偶然見つけて、写真の裏に絵を書きます。祖父は写真の裏の絵に反応を示します。それを見たジョンは、祖父の記憶(思い出)の入り口として次々に絵を書きます。無表情だった認知症の祖父は、少しずつ表情が和らぎ、孫と娘と心を通わせていきます。最後は・・・。

NAPO
NAPO | *Award-Winning* Animated Short Film / Miralumo Films

難しいテーマをアニメーションらしい視点で表現して、11の国際映画祭で受賞し8つの映画祭でノミネートされています。

制作したのは、ブラジルにある3Dアニメーション・スタジオ、ミラルモフィルムズ(Miralumo Films)です。才能あるアーティストとCGエンジニアのチームが新しい視点を提示し、インパクトのある物語で驚きを呼び起こします。視覚的なストーリー・テリングの方法を革新し、常に新しい可能性を追求して、アニメーションと3CGコンテンツを通して魅力的なストーリーを伝えることを目標としています。

ミラルモ(Miralumo)は、アイデアをアニメーションの物語に変えることに深い情熱を傾けるアーティスト集団です。ストーリーテリングには、感情を呼び起こし、視点を変え、意味のあるつながりを生み出す力があるというのが、私たちの共通の信念です。

ストーリーテリング(storytelling)は、近年ではマーケティング用語としても知られ、ビジネスにおいても、組織DNAや価値観、想いや魂、暗黙知などを伝え合い、共有するなどの意味でも重要な存在です。現在は、ピッチやプレゼンテーションにもストーリーテリングの手法が用いられ、スティーブ・ジョブズのスピーチは代表例とされています。

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