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1982年 名作映画「ブレードランナー」と「スケッチブック」

1982(昭和57)年夏公開の名作映画「ブレードランナー」。今では、しばしばSF映画の金字塔として評される作品ですが、公開時は大ヒット作「E.T.」の陰に隠れて、興業成績は全く振るわなかった映画でした。当時は明朗なSF映画が主流であり、暗く退廃的な未来観は多くの観客には受けが良くなかったようです。日本でも、ロードショー(封切り)は極端な不入りで、早々に上映が打ち切られています。

HSBC Noitão: Blade Runner 08|06|07 / FoXMuLD3R

監督のリドリー・スコットは、名作SFホラー「エイリアン(1979年)」に次ぐSF作品となる本作でも、卓越した映像センスを披露しています。

従来のSF映画にありがちだったクリーンな未来都市のイメージを打ち破り、環境汚染にまみれた退廃的近未来都市像を鮮やかに描き出しました。

この映画に登場するさまざまな乗り物や、アイテムのデザインを収めて「Blade Runner Sketchbook」という本にまとめられました。現在はすでに絶版で、古本に何百ドルもの値が付くこの本が、現在、オンラインで公開されています。

(追記:Adobe Flashのサポート終了で、公開を終了しています。下記YouTubeで紹介。また、ネットでpdf版を観ることができます。)

この映画では「強力わかもと」「コルフ月品」「日本の料理」など日本語の看板、ネオンサイン、壁面の落書きや、デッカードが屋台で日本語を話す店主にメニューを注文する際のやりとり、などは有名になっています。

Amazon.comによると、新品は52,879円、中古品は29,098円からとなっています。ブレードランナー・スケッチブック(1981年)は、38年後の2019年をデザインしていました。私たちも、いまは2012年ですから、38年後の2050年をデザインしてみませんか?日本の近未来デザインです。

blade runner sketchbook
Blade Runner Sketchbook – 1982/6/1(David Scroggy)/ Amazon

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