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Google検索は AI Mode の追加で情報を超えた知性へ展開

5月20日、Googleは年次開発者会議「Google I/O 2025」を開催しました。Google検索に最先端のAI機能を備えた「AI Mode」の追加や Gemini 2.5の進化。Google DeepMindVeoImagenのUpdate、Geminiを統合した 映像制作ツール Flowの発表。Android XRと Geminiとの連携その展開など、AIが人により優しく進化し、近未来生活スタイルが想像できる発表でした。

ai mode google io 2025
Google I/O ’25 Keynote / YouTube

AI Modeは Googleのもっとも強力な AI検索であり、より高度な推論とマルチモダリティ、そして追加の質問やWebへのリンクを通じてより深く掘り下げる能力を備えています。今後数週間かけて、Google検索と Googleアプリの検索バーに新しい AI Modeタブが表示されるようになります(米国のみ)。

今後は、Geminiの最新機能はまず AI Modeに導入されます。フィードバックを得ながら、AI Modeの多くの機能や性能を中核的な検索体験に組み込んでいきます。今週から、Googleの最も知的なモデルである Gemini 2.5のカスタムバージョンを、米国の AI Modeと AIによる概要の両方に導入します。より深く詳細な回答が求められる質問に対して、徹底的に調査を行えるよう Deep Searchを AI Modeに導入されます。

毎月15億人以上のユーザーが利用している Googleレンズは、視覚検索の限界を押し広げてきました。マルチモダリティの次のステップとして、Project Astraのライブ機能を Google検索に導入します。Search ライブでは、カメラを使って目の前に写っているものについてリアルタイムで会話をしながら検索をすることができます。

Project Mariner のエージェント機能を AI Modeに導入し、チケット購入のようなタスクも時間を節約できるようお手伝いします。「今週土曜日の野球の試合で、低層階の手頃な価格のチケットを 2枚見つけて」と尋ねるだけで、AI Modeはクエリ・ファンアウト(Query Fan-Out)を駆使して、複数のチケット販売サイトを横断的に調査し、リアルタイムの価格と在庫状況を踏まえて、何百もの選択肢をチケットの候補を分析し、フォームへの入力などの手間のかかる作業も代行します。

新しい「AI Mode」のショッピング体験や、パーソナルな文脈を活用した最適化された「AI Mode」結果、データを視覚化するためのカスタムチャートとグラフ作成など、面白そうな AI機能が満載です(^^)

AI Mode
I/O ’25 in under 10 minutes / Google

Googleは、Android XRのGemini機能とレンズ内ディスプレイを活用し、一部の車のヘッドアップディスプレイ(HUD)のように、ユーザーが都市の通りをナビゲートする際に道案内システムを表示する様子を示しています。ユーザーは着信テキストメッセージを視覚化して返信したり、会話をリアルタイムに翻訳したり、音声コマンドで写真を撮影したりもできるため、ポケットからスマートフォンを取り出す手間が省けます。

より幅広い層に普及させるため、GoogleはGentle MonsterWarby Parkerといった人気アイウェアブランドと提携し、よりスタイリッシュなスマートグラスの開発を進めています。Android XRグラスの市場投入時期については、Googleは2025年内になると表明しています。Android XRスマートグラスとGeminiとの連携は、かつてGoogle Grassで追求した未来型デバイスとなりそうです。

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