10月2日、Googleは子どもたちがプログラミングで身近な問題の解決に挑戦する「キッズ AIプログラミングコンテスト2021」のファイナルイベントを開催し、プレゼンテーション審査と表彰式を実施しました。最終審査の結果、LEGO太郎さん(名古屋市立植田小学校、12歳)の作品「ポカンはあかん!」をグランプリに選出しました。(オンライン開催/YouTube配信)
- Google キッズ AI プログラミングコンテスト 2021、グランプリ発表!(10/2 Google Japan Blog)
- キッズ AIプログラミングコンテスト 2021年大会の結果(Google)
全国の小学生と中学生から寄せられた多数の応募作品の中から、「イノベーション」「チャレンジ」「完成度」の3つの要素を総合的かつ厳正に審査した結果、先月5名のファイナリストを選出、10月2日のプレゼンテーション審査後、グランプリ作品を1点選出しました。
<応募作品のコメント>
AIによる画像認識を利用して、口呼吸対策をする装置を作りました。口が開いたままの状態を検知すると、ベルやブザーで教えてくれます。口の周りの筋肉をきたえる効果のある「あいうべ体操」のリズムを流して、口呼吸の予防につなげることもできるようにしました。ぬいぐるみを使ったので、どこに置いても使えるデザインです。
2021年大会の優勝者は「ポカンはあかん!」を開発された LEGO太郎さんのプレゼンテーションから再生されます。
<受賞のコメント>
このようなコンテストを開いていただき、ありがとうございました。自分が作った作品を認めてくださって、グランプリを受賞することができ、嬉しく思っています。複雑なプログラムを作るところがわかっていなかったので、お姉ちゃんに相談して、試行錯誤して最終的にリストを使って工夫したプログラムを作りました。口が開いている時と閉じているときの、AI 認識用の画像は 100 枚ほど撮影して学習させました。裁縫はあまり上手ではないのですが、緑の洋服を手縫いしたり、購入したぬいぐるみを解体をして、中身を詰め直し、今回の作品に使用しました。CoderDojo で、これまで micro:bit などのハードウェアを使ってきた経験も、活かすことができました。特に工夫したところは、誰でも親しみがある動物やぬいぐるみを使って、持ち運びしやすくした点です。今後も面白いものを作っていきたいと思います。