ボストンのホテルから車で約一時間、メイナードにあるレンガ造り(紡績工場群)のDEC本社に到着。正面玄関の前に米国と日本の国旗が掲揚されていました。生まれて初めてリムジンに乗りました。
当時の第五世代コンピュータ(通商産業省=現経済産業省が1982年に立ち上げた国家プロジェクト)はもちろん、世界中のエキスパートシステムには、DECのVAXコンピュータが必須の状況でした。
工場内のクロックタワーには日本人の名刺が多数貼ってありました。通信衛星を駆使した、一企業としては世界最大のネットワーク(DECnet)を、ここのネットワークセンターで、24時間トラフィックを監視していたのには驚きました。
車内の強い香水の香りが記憶に残っているリムジンの中で写真?、暗くて...(笑)
DECの全盛時代でしたが、「ネットワークを電気のコンセントのように普及させたい。」との思想は、ネットワークの標準化を促進し、コンピュータの未来を確実に捉えていました。
DECの優れたOSである「VMS」開発チームが、MicroSoftの「WindowsNT」の開発を担当したことから名前が「WNT」となったと、どこかで聞きました。VMSの次のOS(WNT)という意味でアルファベットを並べると、V > W, M > N, S > T になります。
Google Maps の写真やストリートビューでマサチューセッツ州メイナードのレンガ工場群を見ていると、もう一度行きたくなります。
DECの本社を訪問した時の写真です。
早稲田大学に留学していたことがある美人の女性に案内と説明を受けました。
DECの社内は撮影禁止でした(^^)
- DIGITAL Computing Timeline(MicroSoft Website)