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Gemini in Chrome

Googleが人に優しい「AIブラウザ」を普及へ(Gemini in Chrome)

9月18日、Googleは「本日より ChromeのGemini(Gemini in Chrome)機能を展開します。これは Chrome史上最大のアップグレードです」と発表しています。GoogleはWebブラウザに多くのAI機能を導入していく方針です。Chromeに内蔵する知的パートナーの生成AI(Gemini)が、Webページ上のコンテンツに関する質問に答えたり、複数のタブにまたがる情報をまとめたりします。さらに、Chromeには「AIエージェント」機能も追加される予定になっています。

Gemini in Chrome
Gemini in Chrome のご紹介 / Google

世界で最も使われているブラウザ(Chrome)に「Gemini」が深く組み込まれたことで、「AIブラウザ」という概念が本当の意味で主流のものになりそうです。また、追加予定のバックグランドで実行する「AIエージェント」機能が、人への優しさと高い精度を提供するのか非常に興味があります。

汎用AI(AGI:Artificial General Intelligence)は、人間のように幅広い知的作業をこなせる、人間と同等レベルの知能を持つAIのことです。特定のタスクに特化した現在のAIと異なり、未知の問題に対しても学習・応用し、自ら判断・解決する能力を持つと期待されています。数年以内との予測もあります。

進化する「Project Astra」人に優しい「AIエージェント」とは?


パーソナライズされた「汎用AI」が実現するには、膨大な個人情報を安全に収集することや個人管理できることは必然のように思います。電子政府の実現も同様ですが、膨大な個人情報の保護と信頼が大前提です。

大手VPNプロバイダSurfshark(サーフシャーク)がChromeユーザー20億人に新たな警告を発しています。 同社は「AIブラウザのユーザー・プライバシーの観点を即座に調査しました」といいます。「スマホで Chromeと Geminiを併用すると、あなたに直接紐づく24種類のデータが収集されます」と説明。Surfsharkは、24種類という点について、「エージェント型AIを統合した分析対象ブラウザー」の中で最多であると指摘しています。

Gemini in Chrome for PC
Gemini in Chrome is rolling out to all Mac and Windows users in the U.S. / Google

新機能の「Gemini in Chrome」は米国から開始し、今後数週間以内に Google Workspace経由で企業向けの「Gemini in Chrome」も展開します。また、モバイル版ChromeにもGeminiを導入予定としています。

Gemini in Chrome for Smartphone
GeminiはすでにAndroid版Chromeに統合されており、iOS版にもまもなく搭載される予定です / Google

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