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iPadキラーと言われる「Notion Ink Adam」も、One Laptop per Child (OLPC)プロジェクトをルーツとして設計されています。
液晶画面の屋外仕様(Pixel Qi screen )、Android OSの採用、動くCamera搭載など、共通する仕様が多くあります。
発展途上国の子ども達は、電気も照明も教室も、そして生活環境も満足ではない環境で一所懸命勉強しています。
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この少年や少女が真剣に見つめる画面の先には、世界はこんなに広いんだ!いろいろな人が住んでいるんだ!私と同じ子どもと話すことができるんだ!こんな面白い場所があるんだ!絵が描けるよ!などなど、ワクワクしながら世界中の知識に触れ、創造力を高めて行くんでしょうね(^^)
OLPCプロジェクトのタブレットPC「XO-3」が、2010年中にもプロトタイプが発表されるようです。ニコラス・ネグロポンテ氏(MIT Media Lab創設者)のOLPCリリース動画です。
オールプラスチック・ボディー、フリーOS採用、教育書籍リーダーとネット、コミュニケーションの重視仕様で、価格については最終的に75ドルを目指しています。
- OLPC(100ドルPC)関連エントリ(Nobuyuki Kokai Blog)
- インディアン・ドリーム(Notion Ink ADAM)(Nobuyuki Kokai Blog)
教科書を含む電子書籍については、My Life in MIT SloanブログのLilacさんが「出版社が早急に実現すべき電子教科書とは」のエントリで、日本の電子書籍イノベーションを纏めています。いいですよ(^^)
- 出版社が早急に実現すべき電子教科書とは(My Life in MIT Sloan)
はじめまして。
OLPCと半導体メーカ、Marvellは2010/5/27にXO-3のベースを同社のMobyにすることを発表しています。
http://www.marvell.com/company/news/press_detail.html?releaseID=1418
Norton IncのAdamはPixel Qiのデイスプレイを使うとしていること、創業者がOLPCの影響を受けたと発言していること以外は取り立ててOLPCの活動との関連はないようです(OLPCの標準OSはSugarです)。
http://www.livemint.com/2010/05/28204007/The-Apple-of-Adam8217s-eye.html
また、肝心の製品がなかなか出てきません。
現時点において、中国の深センで作られるAndroidベースのタブレットPC、いわゆる山寨機は日本でも1万円以下で購入でき、体感的な性能でもXO-1を上回っています。電子教科書についてもこのような前提で考える必要があるかもしれません。
abeeさん、こんばんは。
私も注目していたOLPCと、Notion Inc Adamに関連した情報のコメントをいただき、
ありがとうございます。
中国深センで作られているタブレットPCや山寨機については、詳しくないので興味
深いですね^^
電子書籍リーダーや教科書は、感覚的に1万円台がいいなと感じていますが・・・。
これからもよろしくお願いいたします。