SONYが、クラウドファンディング「Indiegogo」に メッシュプロジェクト(MESH Project)を出し、50,000ドルの資金調達を目指しています。現在、46日を残して目標額の53%に達しています。
センサコンポーネントは MESH Tagと呼ばれ、LEDや動き検出センサ、ワイヤレスのボタンとデジ/アナ入出力用の GPIOなどが用意されています。システムでは、制御対象デバイス(照明器具、モーターなど)と、このセンサ郡と対話することになります。
MESH Canvasは、センサを使うDIYのためのプラットホームで、複数のデバイス上のセンサは Bluetoothで互いに通信し、また「iPadのアプリ」とワイヤレスで対話します。それら物のネットワークの機能を、アプリのドラッグ&ドロップインタフェイスで構成します。
ソフトウェアのTagもあり、天気予報やカレンダーのサービスからアラートを送ったり、カメラやマイクなどタブレット上のハードウェアを使ったりすることもできます。アプリのインタフェイスがシンプルなので、複数の Tagが接続されたプロジェクトを技術者でない人でも作れ、「MESH SDK」があるので、独自のソフトウェアTagを創り高度なカスタムプロジェクトも作れます。
MESHのチームは、Indiegogoのページ上で「SONYの社内起業育成事業から生まれた熱心な技術者たちの小さなチーム」と言っています。クラウドファンディングへの挑戦が、高度成長期のSONYが確立した固定化した製品開発やアイデア、マーケティング手法を脱して、SONYの夢や希望を実現する「もの創り・イノベーション」となるように思います。
- Sony若手チームが「物のメッシュネットワーク」でクラウドファンディング…“事前知名度”をねらう(TechCrunch Japan)
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